令和7年度 スローガン・会長所信

砺波商工会議所青年部 令和6年度スローガン

 近年、私たちを取り巻く環境は2020年のコロナ禍をきっかけに大きく変化し、終息以降は働き方の改善や対面によるサービスなどの需要が回復傾向にある一方、物価高の影響による個人消費の低下など、経済面においては未だ不安要素の多い状況が続いています。また、各地で度重なる自然災害は被災地に大きな傷跡を残すと共に、被災地以外を含めた地域の人々にも様々な影響を及ぼしています。そのような環境下にあって人々の考え方や価値観が常に変化している中、私たちは先を見据え、各々が思考を巡らせ、自主性を持った行動を起こしていくことで、地域社会の未来を築いていかなければいけないのではないかと考えます。
 地域にとっての理想とは何か、私たちは青年経済人として何ができるのか、このYEG というコミュニティをどのように活かすことができるのか。思いを形にするのは容易なことではなく、個々の力は決して強いものではありません。だからこそ、互いに意見や知恵を出し合い、共に行動し、支え合うことが必要であり、私たちがリードする存在となることで、地域社会の活性化や自社業の発展に繋がっていくのではないでしょうか。そのためには、自分たちだけで物事を完結するのではなく、組織外との関わり合いを持つ機会を積極的に作り出すことが重要であり、事業を通じてさらなる信頼関係を築き上げ、地域と共に繫栄することを目指していく所存です。
 『One and Only』には、特別感や希少性を以て先駆的な役割を果たしていくという意味が込められています。また、何にも代えがたい仲間や機会との出会いと、そこで得られる多くの経験や繋がりは、日常にはない『特別なもの』として自身の貴重な財産となります。各々が持つ独自の視点や価値観を尊重し、革新的なアイデアを持ち寄り、協働の下に挑戦し続けることが、地域や自社業にとって『唯一無二』の価値となり、さらなる活力を生み出していくと考えます。それらを分かち合うことで地域や仲間との絆を深め、共に未来を切り拓く力を昇華させていく活動に取り組みます。

砺波商工会議所青年部
令和7年度会長 千田 俊介